巷にはサウンドフォントとか音源として編集したWaveデータがかなりある。
それこそ生楽器の演奏を録音したものからシンセ、はたまた製品からの抜出まで。
生楽器を録音したのであれば著作権は当然録音した人のものだ。
Rhodesピアノを初めアナログシンセとか電子ピアノの音源とか結構ある。
コレはなんとなーく問題が無いような気がするし、著作権は録音者だろう。
本当に問題無いかは分からないが。
例えば実機が無いのにYAMAHAの電子ピアノから録音した音源を使用した時、
はたしてYAMAHAからいちゃもんつけられたら?
なんとなく使った側が悪いような気がする。
次に、PCMシンセ=キーボードから抜き出した音源はどうだろう?
録音してサウンドフォント等にして配布するのはOKなのか。
OKな場合もプリセットorROMデータそのままは不可、編集済みのみOKなのか。
前述の電子ピアノとかアナログシンセとかより厳しそうな気がする。
例えば実機無しでMOTIFの音を全てDryで録音した音源を使った場合は?
前述の電子ピアノよりまずそーな香りがする。
まぁ基本的に電子ピアノもPCMシンセだから変わりが無いんだけども。
当方法律詳しいわけじゃないのでなんともだが。
ソフトシンセ等サンプリング系は素材としての配布が禁止の場合がある。
当然と言えば当然だし、コレをサウンドフォントとして流したら違法?
演算系のシンセではどうなんだろう?
よく分からん。
すげー線引きが難しいと思うんだがどうだろう?
先日、Cubase4にアップデートしたら
Halion Oneってやつがオマケで付いてきました。
音色も同梱されていたので、弾いて試してたんですが
どうもどっかで聞いたことのある音色…
何とびっくり!これはMOTIFの波形ROMを搭載
していたんですね。
ええ〜?そしたらMOTIF要らんやんか…
とも思いましたが
シンセの大事なところは、まぁアナログシンセ
じゃなくてPCM系にしろ
内部アルゴリズム等が重要になってくるわけで
あるいはアルペジエィターとか…
これってどうなん?と私もその時思いました。
実際、音色に対して著作隣接権を訴えている
方も居られるようで…
ttp://www.jspa.gr.jp/copyright/index.html
でも、この考え方は賛同いたし兼ねる。
マジな話、線引き難しい。
FPDにしろサンプラーにしろ、
誰かが苦労して作った音色とかを、簡単に
第三者が楽曲に使用する事が出来るわけですよね。
音色ならよくて、フレーズサンプリングなら
OKなのか。
以前、エヴァンゲリオンか何かを
フレーズサンプリングしたやつがありましたな。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%B6%E2%BB%FA%C5%E3%A1%A1%A5%A8%A5%F4%A5%A1%A1%A1%A5%B5%A5%F3%A5%D7%A5%EA%A5%F3%A5%B0&fr=top_v2&tid=top_v2&ei=euc-jp&search.x=1
う〜ん これは問題にならなかったのか?
何か突っ込まれた場合「リスペクトです」とか
「インスパイアです」と言えば許されるのか…。
難しいんだけど、あまり定義化すると
自分たちにとって不利になるから
あまり積極的に議論されてない気がしますね。
シンセサイザ系はハードから生まれる価値もありますからねぇ…
単純に考えてROMに著作権はあるんだろうとは思いますが。
以前どこかのサイトでMOTIFのROMを調整して作ったであろう
サウンドフォントが公開されていたと耳にしたことが。
コレはもうばりアウトでしょうが。
ただハードの音源はそのある意味での自由度が大切なところも…
うーむ…
>著作隣接権
これはー、微妙ッスね。
確かに作った人的には何やら言ってみたい気はしますが…
あんまりがちがちにすると色々面倒な気も…
>フレーズサンプリング
無許可だと現行では完全アウトですよね。
とりあえず著作権は申告制→言われなければ取り締まりは無いんだとか。
大きく問題になってないということは黙認したんですかね〜。
著作権って著作物の円滑な配布のためにあるらしいんですが…
お金関連についつい目が行き過ぎてしまうきらいはありますよね。
当たり前の権利ではあると思うんですが…
角ばってて扱いが難しいのでお金の面で議論せざるを得ないのかもしれない…?
なんか考えすぎると頭禿げそうですね;;;